Mjuka

てきとうに。

機種変更をした

 iPhone4sからiPhone8への機種変更をした。数字だけを見れば4世代くらいすっ飛ばしたように感じるけれど、実際にはもっとたくさんの世代を経ている。

 もはやどれだけの期間4sを使っていたのかさえ数えるが面倒になるのだけれど、すでにその機体はぼろぼろで、ホームボタンは何年もまえに壊れている。そのせいでいま困惑している。

 ホームボタンが壊れたiPhoneは、Assistive Touchという機能に頼らざるをえなくなる。これは画面上にホームボタン(のようなもの)を設置する機能で、その性質上、常時表示されるので非常に目ざわりなのだが、これがないとまともに動かすことができないのでどうしようもない。

 しかしこのAT機能に負んぶに抱っこの状態が何年も続くと、必然的にホームボタンに意識が向かなくなる。そしてそれが、機種変更をしたいまでも続いてしまっている。

 ホーム画面に戻ろうとするとき、僕の指は無意識のうちに画面上にあるAT機能を探してしまう。それから思い出したようにホームボタンを触る。そんなことを何度も何度も繰り返している。不便さに適応した身体は、なかなか効率的な動きができなくなってしまう。

 なんならホームボタンのないXにすれば良かったのかも知れないけれど、この丸いボタンが好きなのだ。