Mjuka

てきとうに。

Is Life Beautiful?

 前回(ずいぶん経つ)に引き続き、曲名を記事タイトルにしようという試み。今回はしばらく活動を休止しているインディーズバンドresetの曲から。


reset - Is Life Beautiful? - YouTube

 たびたびこのブログで言及しているMintJamとはよく交流があり、resetの曲をカバーしている。

 
 人生が美しいかどうか、それを評価するのはむずかしい。なにせ人生の完遂は死によってもたらされるのであるから、自己評価することがどうしても叶わない。だからもし、人生の美しさを問われたとしたら、その期待される答えは、そのとき現在の評価のことだろう。これはひどく難しい設問であるように思う。たとえばもし、いまが幸福の絶頂とも思える気分であったなら、人生は美しいと迷いなく答えるだろうし、いまが不幸のどん底であったなら、人生は醜いと答えるだろう。人生は連綿として続いているのに、どうしても「いま」ばかりにフォーカスを合わせてしまう。
 人生はトータルでみるべきで、やはり息絶える直前まで人生を評することはできない。いやそれでもやはり、たくさんの孫に囲まれて眠りに就くのと、孤独に死にゆくのでは、その過程に関わらず、評価がおおきく異なるだろう。みずからの人生を正しく評価することは難しい。もし霊というものが存在するならば、それが人生を評するための猶予時間だったら好ましく思う。
 いま生きているぼくが言えるのは、ただ、美しく生きたいということだけなのかもしれない。