Mjuka

てきとうに。

歌をうたう声優

 花澤香菜の1stアルバム発売以来、声優が歌をうたうことについて考えたり考えなかったりしている。

 このアルバム発売以降、すこしのあいだ「渋谷系」というジャンルの見直しが図られた。それはこのアルバムにたずさわったコンポーザーのおおくが、「渋谷系」の世界から現れたからだ。しかし、それだけに留まらない解釈がこのアルバム、ひいては花澤香菜には適用されうる。
 ……という話を書きたいのだが、どうにも時間が取れないし、そうして書かないでいるうちに関心、なにより、このアルバムから受けた強い感情を失いつつある。なので、メモを書きつけることによって、関心の再喚起を試みる。
 
 これまで、さまざまに論じられてきたコンポーザーへの視点である「渋谷系」からではなく、花澤香菜への視点、つまり「声優」から考えるのが今回の主題だ。
 ここから考えていくと、いつしか「声優ユニット」にたどり着く。どれだけのユニットが存在するだろうか。なんの捻りもなく検索をかけてみよう。
そのものをまとめたwikipediaの項目が出てくる。それをすこしでも確認すれば、たちまちその数が厖大であることがわかる。これほどまでの数は、声優がユニットを組むことに意味があることを示している。このほとんどがアニメ作品からの派生ユニットであることにも注意したい。
 花澤香菜が「花澤香菜」としてうたう意味は、かつての椎名へきる林原めぐみ岩男潤子らとなにが違うのか。あるいは、同じなのだろうか。(この範囲の広さが問題でもある。)
 これらのことをまとめて、文章化したいなあと思っている。